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車をローンで購入するとき頭金はどのくらい必要?

車の頭金って用意した方が良い?

車をローンで購入するとき、たくさん頭金を用意する人、頭金を用意する余裕がなく、全額ローンを組む人など様々です。

しかし、一般的には、頭金は用意した方が良いと考えられており、多くの人が購入金額の何割かの頭金を用意しています。

そこで、頭金を用意した方が良い理由や、頭金の相場などについて詳しく紹介してみます。

車の頭金を利用するメリット・デメリット

審査が通りやすくなる

まずメリット1つ目は、ローンを組む際に頭金を支払うと審査が通りやすくなるという点です。

自動車ローンは信販会社が提供している「オートローン」と銀行の「マイカーローン」の2種類ありますが、マイカーローンでは特にこの傾向があります。

マイカーローンは金利が2~4%に設定されていますが審査は厳しめで、他に債務を抱えている場合断られてしまうことも結構あるといわれていますが、少し多めの頭金を支払うと審査が通りやすくなります。

また、信販会社のオートローンでも頭金をたくさん支払った方が審査は通りやすくなることは間違いありません。

ちなみに、マイカーローンに比べると審査は緩いですが、金利が5~10%と高めに設定されています。

一般的に、金融機関は貸倒れリスクに応じて金利を設定しますので、審査が厳しく貸倒れリスクが低いマイカーローンは金利が低くなります。

一方、オートローンはマイカーローンに比べると貸倒れリスクが高い人が借りるケースが多いので、金利が高くなります。

支払額を安く抑えられる

2つめのメリットとして、頭金をたくさん支払った方がトータルの支払額を安く抑えられるというメリットがあります。

例えば、総支払額500万円の車を金利3.0%の5年ローンで購入し、頭金で200万円支払うとします。

この場合、月々の支払額は53,906円で、これを5年間60回支払うと合計で3,234,360円となりますので、トータルの支払額は頭金を含めると5,234,360円となります。

一方、同じ条件で頭金が100万円の場合、毎月の支払額は71,874円で、これを5年間60回支払うと合計の支払額は4,312,485円となります。

これに頭金100万円を加えたトータルの支払額は5,312,485円となりますので、頭金をたくさん支払った方がお得となります。

マイカーローンは金利が低く設定されていますが、それでも5年間で300万円借りると約23万円、400万円で約31万円の金利を支払っていることになります。

よって、頭金が用意できる方は、できるだけ多く最初に支払ってしまった方がお得であることは間違いありません。

まとまったお金が必要

一方、デメリットしては、まとまったお金が必要な点で、生活資金に余裕がない人にとってはつらいと思います。

車の頭金の相場

車の頭金の相場は新車価格の2~3割で、400万円の車なら80~120万円が一般的な額になります。

融資の際には、その時点の収入や住宅ローンなどの借入金などを基に、毎月の支払いが可能であるか審査されますが、頭金の額は審査に大きく影響します。

頭金をたくさん支払っていると、頭金0円のフルローンに比べて毎月の支払額は低くなりますので、当然審査は通りやすくなります。

また、銀行のマイカーローンの場合、頭金が支払額の1割以下だと融資を断られることがありますので注意が必要です。

頭金が用意できないという場合、信販会社のマイカーローンを利用することになると思いますが、契約する前にしっかりシミュレーションを行いましょう。

特に、信販会社のマイカーローンは審査が緩いため金利が高めに設定されており、トータルの支払額が高額になってしまいがちです。

例えば、総支払額500万円の車を金利7.0%で5年、頭金0円のフルローンで購入すると、毎月の支払額は99,005円となり、これを5年間60回支払いますのでトータルの支払額は5,940,355円となります。

信販会社でフルローンを組むと、先ほどの頭金を支払い金利が3.0%のケースと比べて、トータルの支払額はずいぶん割高になることが分かります。

まとめ

以上、車をローンで購入するときの頭金やローンの種類などについて紹介してみました。

車をローンで購入するときには、トータルの支払額を可能な限り抑えるため、頭金をたくさん支払った方が良いことは間違いありません。

また、車をローンで購入する人は、頭金をたくさん用意した上で、まずは金利が低い銀行のマイカーローンの審査に申し込んでみて、残念ながら通らなかったら、ディーラーの提携ローンや、金利の低い信販会社のオートローンに申し込んでみるのが良いと思います。

金利が0.5%くらい高くても毎月の支払額には大差がありませんが、これが何年も続くとちりも積もれば山となり、トータルの支払額にはかなりの差が生まれますので、契約の前には必ずシミュレーションをしましょう。

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