1. HOME
  2. ブログ
  3. 燃費の計算方法はどのようにする?

燃費の計算方法はどのようにする?

燃費の計算ってどうすれば良いの?

車を購入する際、多くの人がカタログに掲載されている燃費を参考にしますが、カタログ燃費と実燃費は乖離していることが一般的です。

かつて使用されていた「10・15モード」は特に実燃費と乖離しており、実燃費はカタログ燃費の7~8割と考えられていましたが、現在は新しい「WLTCモード」という計測方法に移行しています。

WLTCモードは市街地モード、郊外モード、高速道路モードの3つのモードで計測されますが、実際の走行状況に近い状況を測定していますので、実燃費はカタログ燃費に近い数字が出るのが特徴です。

車は一般的に、ストップアンドゴーが多い一般道ではガソリンをたくさん消費しますが、流れの良い郊外の道路や高速道路は、エンジンは一定の低い回転数で回転する時間が長くなるため燃費は良くなります。

例えば、トヨタ・RAV4ハイブリッド4WDの場合、市街地モード:18.1km/L、郊外モード:22.4km/L、高速道路モード:20.7km/L、トータル:20.6km/Lとなっています。

一方、RAV4のガソリン4WD場合、市街地モード:11.5km/L、郊外モード:15.3km/L、高速道路モード:17.5km/L、トータル:15.2km/Lとなっています。

RAV4のハイブリッドは2.5L、ガソリンは2.0Lですので、ハイブリッドの方がパワフルですが、すべてのモードでより低燃費であることが分かります。

ユーザーは様々な用途で車を使用しますので、車を購入するときには、モード燃費は大変参考になると思います。

そんな自動車の燃費ですが、一般的に使用されている計測方法は「満タン法」と呼ばれるものですが、これについて詳しく紹介してみたいと思います。

実際の燃費の計算は満タン法がおすすめ

燃費を計測するときによく利用される満タン法は、まず満タンまで給油した上で、トリップメーターをリセットして走行を開始します。

そして、再度満タンまで給油したときに、トリップメーターに表示されている走行距離を給油量で割るという最も簡単な方法です。

例えば、トリップメーターの走行距離が450kmで給油量が30Lだとすると、450kmを30Lで割りますので、15km/Lということになります。

このように、満タン法はとてもシンプルで正確に計測できるのがメリットですので、普段燃費をあまり気にしない人もぜひやってみてください。

カタログ燃費と満タン法で計測した実燃費を比べると、自分の運転がどのくらいエコなのか知ることができます。

実燃費があまり良くない人は、スピードを出しすぎていないか、アクセルの踏み具合が乱暴ではないか、急発進・急ブレーキを繰り返していないかなど反省しながら、自分の運転を振り返ってみてください。

満タン方以外で実際に燃費を計算したい場合

満タン方以外の計測方法としては、「給油ランプ法」というものもあります。

給油ランプ法は、給油ランプが点灯したときに給油しトリップメーターをリセットした上で、再度給油ランプが点灯してたときに、給油して燃費を計測するという方法です。

例えば、400km走行した時点で給油ランプが点灯して、25L給油すると500km÷25Lで16km/Lとなりますが、給油ランプが点灯するタイミングは一定ではないので、誤差が生まれやすいというデメリットがありますので、使っている人はあまりいません。

そのほかには、最近の車には燃費計が搭載されているモデルも増えてきましたので、これを使って燃費を計測することもできます。

車に搭載されている燃費はいつでもリセットできますので、特定の区間の燃費を計測することも可能で、例えば、高速道路を走行時のみの燃費を計測することもできます。

満タン法では、このように特定の区間の燃費を計測できないのがデメリットですが、車に搭載されている燃費計はとても便利なアイテムだといえます。

まとめ

以上、車の燃費の計算方法について紹介してみました。

多くの人が使用している燃費の計測方法である満タン法は、給油したときに走行距離を給油量で割るだけで、とても簡単で使用している人も多いと思いますが、特定の区間での燃費を計測することはできないというデメリットがあります。

その点、最近の車の多くに搭載されている燃費計は、特定の区間の燃費を計測することも可能ですので大変便利です。

実際に計測した燃費とカタログ燃費の差を調べてみると、自分の運転がどのくらいエコなのか分かりますので、ぜひ日頃から燃費を調べる習慣をつけてみてください。

近年、温暖化の原因になっているといわれている二酸化炭素の排出量が世界的な問題となっていますが、低燃費であることは二酸化炭素の排出量が少ないということですので、燃費を計測しながらドライブを楽しむのも良いと思います。

合宿免許をお探しの方は合宿免許ムーチョ!

関連記事