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外車(輸入車)は値崩れしやすい?

外車(輸入車)が値崩れしやすい要因

近年、外車(輸入車)メーカはー魅力的で割安な車種をたくさん発売しており、少しずつシェアが上昇していますが、外車(輸入車)は値崩れしやすいのも事実です。

外車(輸入車)が値崩れしやすいのは「外車(輸入車)の中古車はあまり人気がない」、「供給量が多すぎる」など要因があります。

外車(輸入車)の中古車が不人気なのは、「故障が多く、整備費用が高額」などの理由が考えられます。

確かに外車(輸入車)は国産車に比べると故障が多いのは事実で、部品も高価で、整備も専門性が高いため、修理費用は高額になってしまう傾向があります。

このため、外車(輸入車)に興味があってもなかなか手を出しにくいという人が多く、外車(輸入車)の中古車は不人気で値崩れを起こしやすくなります。

しかし、ディーラーで販売されている認定中古車はしっかり整備を行い、保証も付いていますので、近年は、値崩れを起こしにくくなっています。

続いての理由は、新車の供給量が多いため、中古車も供給量がだぶついてしまい値崩れを起こしてしまうというものです。

その典型がBMWで、BMWは決算期になると大幅な値引きを行うことで知られていますが、これもメーカーからの供給量が多いためです。

例えば、中古車サイトカーセンサーには、登録から約1年弱で走行距離約6,000kmの3シリーズの320d xDriveが418万円で販売されていますが、新車価格は597万円ですので、約180万円価格が下がったことになります。

また、登録から約10ヶ月で走行距離約3,000kmの7シリーズの740d xDrive Mスポーツが928万ですが、新車価格は1,333万円ですので、登録から1年足らずで約400万円も価格が下がっています。

7シリーズだけではなく、メルセデスベンツ・Sクラスアウディ・A8のような、フルサイズセダンでも同じような傾向が見られます。

例えば、登録から約8ヶ月で走行距離が約1万キロのSクラスのS450が898万円ですが、新車価格は1,395万円で、約500万円も値下がりしています。

外車(輸入車)のフルサイズセダンは新車より中古車で購入する方が、お得だと思います。

値崩れしにくい外車(輸入車)とは

ここまで外車(輸入車)が値崩れしやすい要因について紹介しましたが、値崩れしにくい外車(輸入車)もたくさん存在します。

その代表例がポルシェです。

ポルシェは走行性能に定評があるブランドで、価格も高く設定されており供給量も少ないので、車好きには常に人気があります。

このため、スポーツモデルの911ボクスター/ケイマンはもちろん、SUVのカイエンマカンも中古車価格はなかなか下がりません。

例えば、911の場合、2011~2019年に販売されていたモデルの新車価格は1,115~3,656万円でしたが、中古車サイトのカーセンサーでは、中古車の平均価格は1,417.7万円となっています。

一部の高価格モデルが平均価格を押し上げていることは否めませんが、売れ筋モデルのカレラやカレラSでも登録5年後、新車価格から100~200万円しか下がっていないケースもあります。

また、ボクスターの場合、2012~2016年に販売されていたモデルの新車価格は415~1,290万円でしたが、中古車価格の平均は564.8万円、ケイマンは新車価格423~1,981万円に対して中古車価格の平均は663.1万円となっています。

ポルシェのようなスポーツカーは運転が難しいというイメージがありますが、実際はそんなことはなく誰でも運転しやすく、スポーティなドライブが楽しめるので人気があります。

こちらも一部のモデルが中古車の平均価格を押し上げていますが、ベーシックなモデルでも程度の良い中古車は、新車時からほとんど価格が下がっていないケースもあります。

続いて、値崩れしにくい外車(輸入車)はSUVです。

近年、SUV自体が人気ですし、外車(輸入車)は国産車に比べると価格が高いため、中古車でも人気があるのだと思われます。

その中でも、あまり大きすぎないサイズで、取り回し性が高いモデルは中古車の価格も比較的高値で維持されています。

BMWのミドルサイズSUVであるX3アウディのQ5などは特に人気がありますが、その中でもディーゼルエンジンを搭載したモデルはガソリンよりも高値で販売されています。

まとめ

以上、外車(輸入車)の値崩れについて紹介してみました。

外車(輸入車)が値崩れを起こしやすい要因は、故障が多いというイメージがあり敬遠されやすいことや、供給量が多くどうしても相場が下がりやすいなどなどがあげられます。

また、近年、日本では人気が下降傾向にあるセダンは、値崩れを起こしやすいということも言えます。

一方、供給量がとても少なく人気があるメーカーやSUVなどは、外車(輸入車)でもなかなか値崩れしません。

特に、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどの高級スポーツカーメーカーは大変人気があり、中古車価格も高価格を維持しています。

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