スライドドアの輸入車に乗ってみよう

輸入車のスライドドアの特徴

国産車にはスライドドアを搭載したモデルがたくさんありますが、日本で販売されている輸入車には数えるほどしかありません。

現在、日本で販売されているスライドドア搭載の輸入車は、メルセデスベンツ・Vクラス、フォルクスワーゲン・トゥーランとシャラン、プジョーリフター、シトロエンベルランゴ、ルノーカングーなどに限られています。

この中でVクラスとトゥーラン、シャランは3列シートのミニバンで、国産のミニバンと同じようなスタイルです。

しかし、これらのモデルは国産のミニバンのように室内の広さや豪華さは追求しておらず、安全に目的地まで移動することに重点を置いているため、車内は比較的あっさりとしています。

一方、リフター、ベルランゴ、カングーはもともとは商用車でしたが、これを乗用車としてアレンジしたモデルで2列シートです。

スライドドアのメリット、デメリット

スライドドアのメリットはドアの開口部が広いことで、大きな荷物の積み卸しや小さなお子さんの乗り降りが便利な点です。

また、スライドドアは平行にドアが開きますので、ヒンジドアのようにドアを開けるスペースが必要ないので、狭い駐車場などでは大変便利だと言えます。

一方、デメリットととしては、スライドドアはヒンジドアに比べると重いため、開け閉めが大変です。

しかし、最近は多くのモデルが電動式になっていますので、スイッチでの開け閉めができるようになり、あまり心配する必要はないと思います。

また、スライドドアはドアが開いていることを後続車が認識しづらいので、子供さんが乗り降りするときなどは注意が必要です。

おすすめのスライドドア搭載輸入車

スライドドアを搭載している輸入車はいくつかありますが、その中でおすすめのモデル1台目はフォルクスワーゲン・トゥーラン（https://bit.ly/2NIIQcH）です。

トゥーランのボディサイズは全長×全幅×全高：4,535mm×1,830×1,670で、全高が比較的低く抑えられているのが特徴です。

エンジンは1.4Lガソリンターボと2.0Lディーゼルターボの2種類を搭載しており、価格はガソリンで4,056,000～4,435,000円、ディーゼルで4,256,000～4,596,000円となっています。

国産車で同サイズのモデルに比べると少し割高感がありますが、シートなどの造りはドイツ車らしくしっかりしているのが特徴です。

おすすめのモデル2台目は、フォルクスワーゲン･シャランです。

シャランはボディサイズが全長×全幅×全高：4,855mm×1,910×1,765で、トゥーランよりも一回り大きいのが特徴です。

エンジンは1.4Lガソリンターボと2.0Lディーゼルターボを搭載しており、価格はガソリンで4,199,000～5,097,000円、ディーゼルで5,405,000円となっています。

シャランはボディサイズが大きいので、トゥーランよりも車内は広々しており、荷物もたくさん積むことができますし、走りもしっかりしています。

またシャランの価格は割高に見えますが、トヨタのアルファードと比べて見ても決して高くはありません。

そして、おすすめのモデル3台目はメルセデスベンツ・Vクラスです。

Vクラスのボディサイズは3種類あり、全長がノーマル：4905mm、ロング：5,150mm、エクストラロング：5,370mm、全幅：1,930mm、全高：1,930mmとなっており、かなり大型です。

また、エンジンは2.2Lディーゼルターボと2.0Lガソリンターボ（105台の限定モデル）が用意されており、価格はディーゼルで7,890,000～8,390,000円、ガソリンで9,500,000円です。

Vクラスは全幅がかなり大きいため、日本では取り回し性があまり良くありませんが、車内は広々しておりゆったりと過ごせますので、国産のミニバンでは満足できない人にはおすすめです。

また、国産車のミニバンは高速道路を走行すると若干ふわふわするのが弱点ですが、Vクラスの足回りはしっかりしています。

まとめ

ここまでスライドドアを搭載している輸入車について紹介してみました。

日本ではミニバンが人気ですので、国産メーカーはたくさんのモデルを販売しており、輸入車を選ぶ人はあまり多くはいないと思います。

しかし、輸入車メーカーもスライドドアを搭載するモデルをいくつか販売しています。

特に、フォルクスワーゲンとメルセデスは、国産車にはないディーゼルエンジンを搭載しているグレードを設定していますのでとても魅力的ですし、国産車に比べても割高感はありません。

ディーゼルエンジンは燃費が良いので、長距離走行する人には経済的で大変おすすめです。